AとBという人物がいる。
どちらも男性で、30前後の社会人という設定で考えてみる。
以下は、2人の会話である。
A:この間すごいのをみてさぁ。
B:へぇー、で、何を見たの?
A:まぁ、あせらずに聞けよ。ほら、お前の知ってるCって奴いるだろ?
B:あぁ、お前の高校の時のツレな。
A:そう、そいつ。そいつがさぁ、元体操部だったわけな。
B:体操部?
A:そう、体操部。でな、大きな大会でこの技ができたら優勝って感じで、
毎晩遅くまで練習してたんだけど、ついに新技が完成しなかったんよぉ。
B:うん?お前の見たすごいのに関係あんの?
A:まぁ、最後まで聞けよ。ホントすごいって思うから。
B:わかったよ。で?
A:で、俺らは、大学別々になったけど、偶にあったりしてな、
Cの奴は、大会も平凡な成績に終わって体操やめて大学では他のことやってたなぁ。
B:他のことぉ?
A:あ、それは大して重要じゃないんだけどな。
でな、この間K町の交差点のところでばったりCに会ったのよ。
B:会った?
A:会ったって言っても、最初は見かけたんだ。
あいつバイク乗ってて、俺の目の前でK町の交差点事故りやがったんだよ。
B:えぇ、それ大変じゃん。大丈夫だったのかよ?
A:それさ、すごいのって。
B:酷い奴だなぁ、親友だろ?
A:違うって、Cの奴は、ぴんぴんしてたさ。
B:事故ったんだろ?助かったってことか?
A:そうだよ、その事故の時に思いっきり車に飛ばされたのに、
高校の新技決めて見事に着地だよ。すごいだろ?
B:へぇーそりゃすごいなぁ。
ここまでの会話で、この会話の問題点を考えてみよう。
話し手Aと聞き手Bという構図だが、Aの話し方には、少し問題がある。
どういう点かを、想像力という観点から考えてみよう。
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