生命の体感は、自らが生きていることで常にしているという人もいる。
けれど、水中を泳ぐ魚が水の中にいることを知らないのと等しく、
人は、日頃、生きているというこを実感しているわけではない。
人の誕生や人の死に際して改めて生命を思うことはあるが、
日常の生活の中で常に感じられるものではない。
見えること、聞こえること、匂うこと、味わうこと、触ること、
五感で感じることに疑問を持ったことなどないだろう。
これらは、生きているからこそ感じられる。
それらを忘れないためには、自然との繋がりを忘れてはいけない。
人は、自然物の一部であるということを知っておかねばならない。
その確認のために動植物に触れる機会が必要なのだ。
生命があるということは、それだけで貴重なことであり、
生きて、存在することは、奇跡的なことである。
だからこそ、他の生命ある存在に対して、素直に感動することもできるのだ。
自分以外が全て無機的な物で、自分だけが生きている世界を考えると良いだろう。
植物も動物もなく、ましてや人間もだれもいない世界。
そんな中で人は、それでも感動できるだろうか?
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