この半年近く、とりとめも無く、思いつくまま記事を書いてきた。
美術との関わりでこれまでの記事を見ようとした人は、随分裏切られたことだろう。
しかし、それも狙いの一つ。
美術という世界、括り、種別、カテゴリー、というものには、なんら意味はない。
美術に携わる人間は、自分も含め、何かしら勘違いをしてきたのではないか?
ということが根底にある。
美術として特別に括ってしまうことへの疑問。
いわゆる絵心と言えば、絵を嗜んでいる、絵筆を持つ経験を持つなどの意味であるが、
それに対しても違和感を感じてきた。
ここで集中的に書いてきた内容には、想像、ということがあったはずだ。
想像、とは何か?
こころに思い描くことであるのだろう。
とすれば、誰でも絵を描いているではないのか?
人と人が話す会話についても、よくテーマに上げてきた。
人に話をすることも表現であり、絵を描くことに通じている。
つまらない独り言のような、つぶやきのような絵を描く人より、
日常の会話で周囲の人を喜ばせる人の方が、よっぽど絵心があるというもの。
この半年近くの記事を書く間に、やっと自分のやりたいことも見えてきた。
ここで少し時間をいただき、リニューアルして再開したいと考える。
しばし、休止することをお許しいただきたい。
美術の研究で発見した、"絵心"の本当の意味を伝えていこうと思います。
2009年01月16日
2009年01月13日
想像力でできること20ー他人の行動と心理ー
前述までは、実際の会話をシュミレーションして説明したが、
ここでは、伝えるという目的に重きを置き、話し方の点を注目した。
しかし、会話をする場合は、話す、聞く、という聴覚だけでなく、
相手の身振り手振り、表情などによる視覚的なものも伴っている。
会話の話し手も聞き手も、無表情ではないし、じっとしている訳ではない。
電話での会話では、無論相手の視覚的情報は得られないが、
語気を強めたり、話と話の間を考えて話したりするだろう。
これは、相手の想像力に助力を与えるもので、
単に話す、聞く、という行為が会話ではないということを示している。
少々大仰に表現すれば、会話とは、体全体によるコミュニケーションである。
会話の目的は、ただ伝えるというのではなく、相手との"共有"である。
その共有には、様々な意味がある。
時間の共有であり、話題の共有であり、イメージの共有であったりする。
会話の中では、その共有を確かめ合うような場面に必ず出会うはずだ。
お互いのイメージが合致した時は、お互いに笑い合えたり、驚嘆しあったりする。
そういう瞬間を導くには、やはり表情など、感情表現が伴っていた方が良い。
試しに、知人との会話で、相手の話に無表情で受け答えしてみると良い。
相手は、おそらく、しばらく話すことをしても、続けられなくなるだろう。
もちろん、後で話し手には、こういう実験だったことを伝え、詫びなければいけないが。
ここでは、伝えるという目的に重きを置き、話し方の点を注目した。
しかし、会話をする場合は、話す、聞く、という聴覚だけでなく、
相手の身振り手振り、表情などによる視覚的なものも伴っている。
会話の話し手も聞き手も、無表情ではないし、じっとしている訳ではない。
電話での会話では、無論相手の視覚的情報は得られないが、
語気を強めたり、話と話の間を考えて話したりするだろう。
これは、相手の想像力に助力を与えるもので、
単に話す、聞く、という行為が会話ではないということを示している。
少々大仰に表現すれば、会話とは、体全体によるコミュニケーションである。
会話の目的は、ただ伝えるというのではなく、相手との"共有"である。
その共有には、様々な意味がある。
時間の共有であり、話題の共有であり、イメージの共有であったりする。
会話の中では、その共有を確かめ合うような場面に必ず出会うはずだ。
お互いのイメージが合致した時は、お互いに笑い合えたり、驚嘆しあったりする。
そういう瞬間を導くには、やはり表情など、感情表現が伴っていた方が良い。
試しに、知人との会話で、相手の話に無表情で受け答えしてみると良い。
相手は、おそらく、しばらく話すことをしても、続けられなくなるだろう。
もちろん、後で話し手には、こういう実験だったことを伝え、詫びなければいけないが。
タグ:会話 想像力 感情表現
2009年01月08日
想像力でできること19ー他人の行動と心理ー
最初の会話の流れと、問題点を修正した会話を比べてみる。
最初の会話でAは、とにかくすごいことを伝えようとしてるのに対し、
修正版では、起った事を話の中心としている。
会話を聞く側に立つと、話し手の感想ではなく、何が起ったかを先に知りたいのだ。
例えば、会話ではなく、2人以上の人が同じものを見たり聞いたりしても、
その感想が同じとは、限らない。
自分もすごいと思ったから、他の人もきっとそう思うというのは、間違っている。
先ず、事の起りを説明し、自分が体感したものを素直に表現して、
イメージレベルを合わせることが会話の場合は、必要だろう。
それについてどう思うかを話し手は、決めることはできない。
最初の会話でのAは、Bも絶対すごいと思うと思って話している。
2つの会話が同じところから始まっているが、
前者は、お互いにとってすごいことだと思いながら言い、
後者は、飽くまで話し手にとってのすごいこととして語り始められている。
自分の体験などを他人に伝える場合は、相手の想像力に訴えながら話すわけだから、
事実というものは、先入観なく伝えた方がより相手には届くものである。
だから、途中途中にエピソードの枝葉を付けながら話すと聞き手は混乱する。
ここで例示した話の中には、Cというもう一人の人物が出てくるが、
この人物が話し手Aにとって知り合いかどうかは、後の説明になっても問題はない。
○○は、○○した、という主語と述語の明確な文章で語られると、
先ず何の話しかをスムーズに聞くことが出来る。
その説明を順を追って話していく方が相手に伝わっていくだろう。
また、会話なのだから、聞き手の疑問には、即答していかないといけない。
聞き手が話し手の話の組み立てに常に応じるとは限らない。
話の途中で質問したということは、その疑問があると話が見えず理解し難いのだ。
後者の会話では、相手の言葉を上手く次の展開へ導く利用しながら話している。
そして、途中途中にお互いの共感を確認し合うことができている。
これは、話し手が聞き手の理解を測りながら伝えていることの証拠なのだ。
最初の会話でAは、とにかくすごいことを伝えようとしてるのに対し、
修正版では、起った事を話の中心としている。
会話を聞く側に立つと、話し手の感想ではなく、何が起ったかを先に知りたいのだ。
例えば、会話ではなく、2人以上の人が同じものを見たり聞いたりしても、
その感想が同じとは、限らない。
自分もすごいと思ったから、他の人もきっとそう思うというのは、間違っている。
先ず、事の起りを説明し、自分が体感したものを素直に表現して、
イメージレベルを合わせることが会話の場合は、必要だろう。
それについてどう思うかを話し手は、決めることはできない。
最初の会話でのAは、Bも絶対すごいと思うと思って話している。
2つの会話が同じところから始まっているが、
前者は、お互いにとってすごいことだと思いながら言い、
後者は、飽くまで話し手にとってのすごいこととして語り始められている。
自分の体験などを他人に伝える場合は、相手の想像力に訴えながら話すわけだから、
事実というものは、先入観なく伝えた方がより相手には届くものである。
だから、途中途中にエピソードの枝葉を付けながら話すと聞き手は混乱する。
ここで例示した話の中には、Cというもう一人の人物が出てくるが、
この人物が話し手Aにとって知り合いかどうかは、後の説明になっても問題はない。
○○は、○○した、という主語と述語の明確な文章で語られると、
先ず何の話しかをスムーズに聞くことが出来る。
その説明を順を追って話していく方が相手に伝わっていくだろう。
また、会話なのだから、聞き手の疑問には、即答していかないといけない。
聞き手が話し手の話の組み立てに常に応じるとは限らない。
話の途中で質問したということは、その疑問があると話が見えず理解し難いのだ。
後者の会話では、相手の言葉を上手く次の展開へ導く利用しながら話している。
そして、途中途中にお互いの共感を確認し合うことができている。
これは、話し手が聞き手の理解を測りながら伝えていることの証拠なのだ。
2009年01月07日
想像力でできること18ー他人の行動と心理ー
ではAとBの会話の問題点を解決した例を記してみる。
A:この間すごいのをみてさぁ。
B:へぇー、で、何を見たの?
A:それがさぁ、K町の交差点知ってるだろ?
B:あぁ、知ってるよ。
A:そこで交通事故を見ちまったんだよ。
B:その瞬間をか?
A:そう。瞬間も瞬間、バイクと自動車がしっかり衝突するところ。
B:そりゃすげぇじゃん。
A:だろ?それだけでもすごんだけど、そのバイクの運転してた奴どうしたと思う?
B:さぁ、そりゃ相当衝撃があったろうから、無傷ではないんだろ?
A:それが無傷なんだよ。
B:へぇー、よっぽど打ち所とか良かったのかもな。
A:そこなんだよ、もっとすごいのは。
自動車に飛ばされたのにさぁ、そいつは空中で体操選手みたいにクルクルって、
B:おいおい、そりゃないだろう?
A:いやいや、それがホントなんだって、しかっり地面で着地してたさ。
B:ホントかぁ?
A:俺だって目を疑ったさ。で、よく見ると知り合いのCだったんだよ。
B:高校の時のお前のツレのCかぁ?
A:そう。そいつな、高校の時体操部だったんだよ。それで合点がいくだろ?
B:へぇー、そりゃすごいなぁ。俺も見てみたかったよ。
A:でな、Cだと分かったから行ってみたのよ、現場まで。
そしたら、Cの奴がいうのには、練習でもできなかった技で助かったんだって。
B:え?どういうこと?
A:高校の時に考えた新技があったらしくて、大会でも決めたことがなかったらしい。
それが事故の時にとっさに出て、決まったって、自分でも驚いてたよ。
B:そりゃもっとすごいなぁ。体操ずっとやってたのかぁ?
A:それがなぁ、大学に入ってから体操は、してなかったらしいから、もっとすごい。
B:へぇー、そんなこともあるんだなぁ、体がしっかり憶えてたってわけだな。
A:ってことだな。あんなのもう絶対見れないよ。
B:俺も見てみたかったよ。
というような感じか。
こうなれば、流れも自然になると思うのだが、どうだろうか?
A:この間すごいのをみてさぁ。
B:へぇー、で、何を見たの?
A:それがさぁ、K町の交差点知ってるだろ?
B:あぁ、知ってるよ。
A:そこで交通事故を見ちまったんだよ。
B:その瞬間をか?
A:そう。瞬間も瞬間、バイクと自動車がしっかり衝突するところ。
B:そりゃすげぇじゃん。
A:だろ?それだけでもすごんだけど、そのバイクの運転してた奴どうしたと思う?
B:さぁ、そりゃ相当衝撃があったろうから、無傷ではないんだろ?
A:それが無傷なんだよ。
B:へぇー、よっぽど打ち所とか良かったのかもな。
A:そこなんだよ、もっとすごいのは。
自動車に飛ばされたのにさぁ、そいつは空中で体操選手みたいにクルクルって、
B:おいおい、そりゃないだろう?
A:いやいや、それがホントなんだって、しかっり地面で着地してたさ。
B:ホントかぁ?
A:俺だって目を疑ったさ。で、よく見ると知り合いのCだったんだよ。
B:高校の時のお前のツレのCかぁ?
A:そう。そいつな、高校の時体操部だったんだよ。それで合点がいくだろ?
B:へぇー、そりゃすごいなぁ。俺も見てみたかったよ。
A:でな、Cだと分かったから行ってみたのよ、現場まで。
そしたら、Cの奴がいうのには、練習でもできなかった技で助かったんだって。
B:え?どういうこと?
A:高校の時に考えた新技があったらしくて、大会でも決めたことがなかったらしい。
それが事故の時にとっさに出て、決まったって、自分でも驚いてたよ。
B:そりゃもっとすごいなぁ。体操ずっとやってたのかぁ?
A:それがなぁ、大学に入ってから体操は、してなかったらしいから、もっとすごい。
B:へぇー、そんなこともあるんだなぁ、体がしっかり憶えてたってわけだな。
A:ってことだな。あんなのもう絶対見れないよ。
B:俺も見てみたかったよ。
というような感じか。
こうなれば、流れも自然になると思うのだが、どうだろうか?
タグ:想像 会話
2009年01月06日
想像力でできること17ー他人の行動と心理ー
先の、AとBの会話の問題点の続き。
話し手Aは、伝えるべき主題というものを曇らせてしまった。
この会話で伝えるべきことは何かというと、
偶々通りかかったところで目撃した交通事故、
その交通事故に遭ったのが旧友のC、
Cは、その事故を体操の技によって回避、
Cの使った技は、高校当時一度も成功したことがなかった新技、
この4点だ。
話の骨格としては、
「偶々通りかかった場所で交通事故を目撃したが、
乗用車にはね飛ばされたバイクに乗ってた人は、
体操の技で無傷で済んだ」
ということ。
Aは、この骨格の部分から話せばよかったのだと考える。
内容としては、十分にインパクトのある話なので、
ことさらCの話を織り交ぜて話す必要はない。
結論を先に話し、後からそれにまつわるエピソードとして紹介すれば、
よりインパクトを持たせることにもなったはずだ。
それに、会話というものは、相手がいて成立するので、
聞き手の発言も無視せずに話す必要がある。
だから、事の外郭からでは、聞き手に興味が生まれないのだ。
事の中心は、映画やドラマのようにオチのように扱う必要はないのである。
ここまで、説明すれば、どのような会話が適切であったか分かっただろうか。
話し手Aは、伝えるべき主題というものを曇らせてしまった。
この会話で伝えるべきことは何かというと、
偶々通りかかったところで目撃した交通事故、
その交通事故に遭ったのが旧友のC、
Cは、その事故を体操の技によって回避、
Cの使った技は、高校当時一度も成功したことがなかった新技、
この4点だ。
話の骨格としては、
「偶々通りかかった場所で交通事故を目撃したが、
乗用車にはね飛ばされたバイクに乗ってた人は、
体操の技で無傷で済んだ」
ということ。
Aは、この骨格の部分から話せばよかったのだと考える。
内容としては、十分にインパクトのある話なので、
ことさらCの話を織り交ぜて話す必要はない。
結論を先に話し、後からそれにまつわるエピソードとして紹介すれば、
よりインパクトを持たせることにもなったはずだ。
それに、会話というものは、相手がいて成立するので、
聞き手の発言も無視せずに話す必要がある。
だから、事の外郭からでは、聞き手に興味が生まれないのだ。
事の中心は、映画やドラマのようにオチのように扱う必要はないのである。
ここまで、説明すれば、どのような会話が適切であったか分かっただろうか。
タグ:会話 想像
2009年01月05日
想像力でできること16ー他人の行動と心理ー
再開、15からの続き。
前回のAとBの会話から考えてみる。
Aは、先ずすごいものを見たと言った。
聞き手Bにインパクトや期待感を与えようと思ったのである。
しかし、最初にそう言われても、具体性がないため、頭には疑問符しか浮かばない。
しかも、何を見たのか?という問に対して即答せず、
聞き手Bを無理やり自分の目線にしようとしている。
そのため、話の時系列が乱れ、話のテンポ自体がちぐはぐになっていく。
それに連れて聞き手は、最初に聞いた話への興味が薄れていく。
話し手Aは、親切心なのか、自分の記憶や体験通りに聞き手に伝え、
自分が味わった印象をそのまま伝えようとし、時系列を整えているつもりだ。
しかし、聞き手Bにとっては、Aの過去の話を聞いたとしても、
決してAになることはできないので、100%Aが体験したようなインパクトは得られない。
そういう前提が先ずAには必要だったのである。
では、これを読んでいる人なら、Aが伝えようとしている話を
どのようにすればインパクトの強い話になると思うだろうか?
聞き手Bが頭の中でしっかりとしたイメージを構築できるよう話を組み立ててみよう。
前回のAとBの会話から考えてみる。
Aは、先ずすごいものを見たと言った。
聞き手Bにインパクトや期待感を与えようと思ったのである。
しかし、最初にそう言われても、具体性がないため、頭には疑問符しか浮かばない。
しかも、何を見たのか?という問に対して即答せず、
聞き手Bを無理やり自分の目線にしようとしている。
そのため、話の時系列が乱れ、話のテンポ自体がちぐはぐになっていく。
それに連れて聞き手は、最初に聞いた話への興味が薄れていく。
話し手Aは、親切心なのか、自分の記憶や体験通りに聞き手に伝え、
自分が味わった印象をそのまま伝えようとし、時系列を整えているつもりだ。
しかし、聞き手Bにとっては、Aの過去の話を聞いたとしても、
決してAになることはできないので、100%Aが体験したようなインパクトは得られない。
そういう前提が先ずAには必要だったのである。
では、これを読んでいる人なら、Aが伝えようとしている話を
どのようにすればインパクトの強い話になると思うだろうか?
聞き手Bが頭の中でしっかりとしたイメージを構築できるよう話を組み立ててみよう。
タグ:会話 イメージ 想像
2008年12月29日
今年はここまで
今年は、ここまでで終了。
年明け、1月5日頃より再開の予定。
中途半端で申し訳ございませんが、
よろしくお願い申し上げます。
管理人
年明け、1月5日頃より再開の予定。
中途半端で申し訳ございませんが、
よろしくお願い申し上げます。
管理人
2008年12月27日
想像力でできること15ー他人の行動と心理ー
例えば、友人関係の会話を考えてみよう。
AとBという人物がいる。
どちらも男性で、30前後の社会人という設定で考えてみる。
以下は、2人の会話である。
A:この間すごいのをみてさぁ。
B:へぇー、で、何を見たの?
A:まぁ、あせらずに聞けよ。ほら、お前の知ってるCって奴いるだろ?
B:あぁ、お前の高校の時のツレな。
A:そう、そいつ。そいつがさぁ、元体操部だったわけな。
B:体操部?
A:そう、体操部。でな、大きな大会でこの技ができたら優勝って感じで、
毎晩遅くまで練習してたんだけど、ついに新技が完成しなかったんよぉ。
B:うん?お前の見たすごいのに関係あんの?
A:まぁ、最後まで聞けよ。ホントすごいって思うから。
B:わかったよ。で?
A:で、俺らは、大学別々になったけど、偶にあったりしてな、
Cの奴は、大会も平凡な成績に終わって体操やめて大学では他のことやってたなぁ。
B:他のことぉ?
A:あ、それは大して重要じゃないんだけどな。
でな、この間K町の交差点のところでばったりCに会ったのよ。
B:会った?
A:会ったって言っても、最初は見かけたんだ。
あいつバイク乗ってて、俺の目の前でK町の交差点事故りやがったんだよ。
B:えぇ、それ大変じゃん。大丈夫だったのかよ?
A:それさ、すごいのって。
B:酷い奴だなぁ、親友だろ?
A:違うって、Cの奴は、ぴんぴんしてたさ。
B:事故ったんだろ?助かったってことか?
A:そうだよ、その事故の時に思いっきり車に飛ばされたのに、
高校の新技決めて見事に着地だよ。すごいだろ?
B:へぇーそりゃすごいなぁ。
ここまでの会話で、この会話の問題点を考えてみよう。
話し手Aと聞き手Bという構図だが、Aの話し方には、少し問題がある。
どういう点かを、想像力という観点から考えてみよう。
AとBという人物がいる。
どちらも男性で、30前後の社会人という設定で考えてみる。
以下は、2人の会話である。
A:この間すごいのをみてさぁ。
B:へぇー、で、何を見たの?
A:まぁ、あせらずに聞けよ。ほら、お前の知ってるCって奴いるだろ?
B:あぁ、お前の高校の時のツレな。
A:そう、そいつ。そいつがさぁ、元体操部だったわけな。
B:体操部?
A:そう、体操部。でな、大きな大会でこの技ができたら優勝って感じで、
毎晩遅くまで練習してたんだけど、ついに新技が完成しなかったんよぉ。
B:うん?お前の見たすごいのに関係あんの?
A:まぁ、最後まで聞けよ。ホントすごいって思うから。
B:わかったよ。で?
A:で、俺らは、大学別々になったけど、偶にあったりしてな、
Cの奴は、大会も平凡な成績に終わって体操やめて大学では他のことやってたなぁ。
B:他のことぉ?
A:あ、それは大して重要じゃないんだけどな。
でな、この間K町の交差点のところでばったりCに会ったのよ。
B:会った?
A:会ったって言っても、最初は見かけたんだ。
あいつバイク乗ってて、俺の目の前でK町の交差点事故りやがったんだよ。
B:えぇ、それ大変じゃん。大丈夫だったのかよ?
A:それさ、すごいのって。
B:酷い奴だなぁ、親友だろ?
A:違うって、Cの奴は、ぴんぴんしてたさ。
B:事故ったんだろ?助かったってことか?
A:そうだよ、その事故の時に思いっきり車に飛ばされたのに、
高校の新技決めて見事に着地だよ。すごいだろ?
B:へぇーそりゃすごいなぁ。
ここまでの会話で、この会話の問題点を考えてみよう。
話し手Aと聞き手Bという構図だが、Aの話し方には、少し問題がある。
どういう点かを、想像力という観点から考えてみよう。
タグ:行動 心理 会話 想像力
2008年12月26日
想像力でできること14ー他人の行動と心理ー
普段、人との会話の中では、想像力がフル回転していると思う。
人の会話は、言葉だけで成り立っているのではない。
言葉は抽象化された一つのヒントであって、きっかけに過ぎない。
言葉と言葉を繋いで聞き手は頭の中で映像として結んでいるはずだ。
例えば、話し手が昨日自分の身に起ったことを話しているとすると、
聞き手は、話し手がどんな場所で、どういう時に、何に遭遇したのか、などということを
話し手を主体とする映像を頭の中で組み立てている。
しかし、それは聞き手の一方的な想像に過ぎず、実際とは異なる場合が多い。
それでも会話が成り立つのは、話し手が聞き手の反応から言葉の表現を変えて
聞き手の想像を修正できるヒントを提供するからだろう。
話術に長けた人なら、聞き手の反応を機敏に察知し、修正を繰り返さず、
聞き手の想像力を瞬時に読み取って話をするので聞きやすいのだ。
だが、話し手が読み取る聞き手の反応もまた、一方的な想像に過ぎない。
お互いの想像が行き違うと、とんでもなく会話はちぐはぐなものとなるだろう。
会話は、他人の行動からその心理を読み取って行う一番身近なものである。
ここで一番重要なのは、心理学ではない。
先ず自分の想像力が一番のスケールでなければならない。
心理学は、統計学的なものも多くあり、行動と心理を結ぶ一例に過ぎない。
ここでは心理学というものを全く相手にせず、想像力ということを中心に、
簡単な例題を元に他人の行動と心理について考えていこうと思う。
人の会話は、言葉だけで成り立っているのではない。
言葉は抽象化された一つのヒントであって、きっかけに過ぎない。
言葉と言葉を繋いで聞き手は頭の中で映像として結んでいるはずだ。
例えば、話し手が昨日自分の身に起ったことを話しているとすると、
聞き手は、話し手がどんな場所で、どういう時に、何に遭遇したのか、などということを
話し手を主体とする映像を頭の中で組み立てている。
しかし、それは聞き手の一方的な想像に過ぎず、実際とは異なる場合が多い。
それでも会話が成り立つのは、話し手が聞き手の反応から言葉の表現を変えて
聞き手の想像を修正できるヒントを提供するからだろう。
話術に長けた人なら、聞き手の反応を機敏に察知し、修正を繰り返さず、
聞き手の想像力を瞬時に読み取って話をするので聞きやすいのだ。
だが、話し手が読み取る聞き手の反応もまた、一方的な想像に過ぎない。
お互いの想像が行き違うと、とんでもなく会話はちぐはぐなものとなるだろう。
会話は、他人の行動からその心理を読み取って行う一番身近なものである。
ここで一番重要なのは、心理学ではない。
先ず自分の想像力が一番のスケールでなければならない。
心理学は、統計学的なものも多くあり、行動と心理を結ぶ一例に過ぎない。
ここでは心理学というものを全く相手にせず、想像力ということを中心に、
簡単な例題を元に他人の行動と心理について考えていこうと思う。
タグ:想像 行動 心理 心理学
2008年12月25日
想像力でできること13ー問題解決ー
「旅に出た男3人組が宿泊を断られた理由」の続き。
この問題での最大のポイントは、男3人組の構成であることは既に述べた。
その他のポイントとして、
・夏の暑い盛りだった
・フロント係は、ただ宿泊を断ったのではなく、満室だと偽っている
・フロント係の対応の後に支配人がフォローしている
これらを加味して考えねばならない。
夏の暑い盛りで、野宿も可能であったことから、
ホテルに来た3人組は、屋外より屋内に入る必要があった。
フロント係が偽ってまで断ろうとしたことから、
ホテルにとって何らかの不具合を生じる危険性を感じる何かがあった。
支配人がフォローしていることから、
宿泊を断った後にそのままホテルから追い出すことが不味い状況だった。
このように考えられる。
こういった筋道で想像していくと、先に述べた解答案の候補から、
ある程度絞込むことが可能である。
ここでは、2つの解答を有力な答として選出した。
・3人組の男というのが、小学校低学年と思しき幼い3人組であり、
子供とは言え、3人共に旅の様相ではないことに気付いた。
フロント係は、先ず満室と偽って断り、支配人が事情を聞いた。
・1人の男が3人用の部屋を所望したのを受け、連れの2人を見たフロント係は、
2人が共に車いすに乗っているのに気付いた。
バリアフリーが万全でないホテルなので健常者の1人が無理することのないよう
満室だと断った。
そのままでは難儀だろうと思った支配人がバリアフリーのホテルを探すことになった。
こういう2つの答の可能性が高いと思われるが、
もっと得心のいく答が見つかっただろうか?
この問題での最大のポイントは、男3人組の構成であることは既に述べた。
その他のポイントとして、
・夏の暑い盛りだった
・フロント係は、ただ宿泊を断ったのではなく、満室だと偽っている
・フロント係の対応の後に支配人がフォローしている
これらを加味して考えねばならない。
夏の暑い盛りで、野宿も可能であったことから、
ホテルに来た3人組は、屋外より屋内に入る必要があった。
フロント係が偽ってまで断ろうとしたことから、
ホテルにとって何らかの不具合を生じる危険性を感じる何かがあった。
支配人がフォローしていることから、
宿泊を断った後にそのままホテルから追い出すことが不味い状況だった。
このように考えられる。
こういった筋道で想像していくと、先に述べた解答案の候補から、
ある程度絞込むことが可能である。
ここでは、2つの解答を有力な答として選出した。
・3人組の男というのが、小学校低学年と思しき幼い3人組であり、
子供とは言え、3人共に旅の様相ではないことに気付いた。
フロント係は、先ず満室と偽って断り、支配人が事情を聞いた。
・1人の男が3人用の部屋を所望したのを受け、連れの2人を見たフロント係は、
2人が共に車いすに乗っているのに気付いた。
バリアフリーが万全でないホテルなので健常者の1人が無理することのないよう
満室だと断った。
そのままでは難儀だろうと思った支配人がバリアフリーのホテルを探すことになった。
こういう2つの答の可能性が高いと思われるが、
もっと得心のいく答が見つかっただろうか?



